蓮の越冬育成記録

記事作成:2024年3月4日
最終更新:2024年4月25日
23年、種から育成してる蓮の中に秋になっても葉を出し続ける個体があったので
このまま越冬できるのではないかと思い育成を試みた記録です

この種は友人の協力で入手したもので産地はタイ王国との事でした
最初は2桁台の数があったのですがどれもこれも枯れてしまい、最後まで残った個体でした

●2023年8月7日

残っていた一番古い写真
なぜか他の個体が枯れていく中唯一生存
(種の発芽率は100%)
●2023年8月17日

10日後の様子
浮き葉が増えた
●2023年10月28日

他の鉢の蓮が枯れていく中、余裕で葉を出し続ける様子
他実生の蓮(2023年育成開始)の蓮たちは葉を出さなくなっています(一部品種を除く)
同時期に播種・育成を試みた廈門碗蓮も全て枯れ始めていました
●2023年11月2日

立ち葉が上がっている様子
●2023年11月3日

他の蓮と比較
他の蓮はどれも枯れているのに対し、この鉢だけ芽が出続けている
●2023年11月8日

全体の様子
よく見ると後ろに写っている鉢(黄色のプラスチック容器)の蓮は完全に枯れています
周囲の鉢の蓮もこのように枯れています
●2023年11月11日

屋外で撮影した最後の写真
18日に寒気が強くなったので室内に移動しました
●2023年12月
この時期の写真無し。
理由は深く言いませんが流行り病の影響でそれどころではなかったとだけ記載します(別に病床に伏したわけではないですが)
いろいろ落ち着いて、気づいたら立ち葉がほぼ全滅していました(それでも新たに葉を出していましたが)
●2024年1月6日

少しでも保温になればと鉢カバーの中に黒ポットごと入れています
最初陽の当たる窓際に置いていたのですが日照不足だったのか萎れたり黄色く変色したりと駄目になったので上部に植物用のLEDライトを設置して不足分を補っています
保管している場所の環境は暖房がついていない為、室外より少し温度が高い程度です
なので以前熱帯睡蓮を越冬させる際に使用した水槽用ヒーターを入れています
●環境補足
元々この水槽用ヒーターやLEDライトは熱帯睡蓮のギガンティアを越冬させる際に使用していたもので
熱帯睡蓮では越冬に成功している実績のある方法です
●2024年1月21日

葉がいまいち元気がなくなってきたので鉄分栄養剤を入れています
葉は立ち葉なのか浮き葉なのかはっきりとしないものが出ています
肥料はあまり消化していない様子です
●2024年2月8日

相変わらず立ち葉なのかはっきりとしない葉が出ています
状態はある程度良くなりましたがやはり蓮にはLEDの人工ライトでは不足のようです
●2024年2月23日

葉が以前より良くなりました
鉄分肥料を追加と、IB化成を投与しました
●2024年2月28日

見違えるように元気になりました
●2024年3月4日

立派な葉が出てきています
●2024年3月8日

●2024年3月日

やはり立ち葉にならない葉が続きます
3月20日、IB化成投与
熱帯睡蓮もそうだったのですがIB化成は緩効性でかつ相性がいいのか、安定して成長します
●2024年4月日

暖かくなってきたので外に出しました
最低気温が15℃を越えはじめていたので大丈夫と判断しました
●2024年4月20日

もう少し先に植え替える予定でしたが予想以上に気温が高く、問題ないと判断したため植え替えを実施しました
掘ってみたらまぁ蓮根が太っていない。いろいろと心配になりましたが株分けしました
何とか越冬して春を迎えましたので暖かくなったら植え替えをして開花を目指したいと思います
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