烏丸半島 蓮自生地跡

訪問日:2022/07/02
 
琵琶湖の湖畔、烏丸半島には国内最大級の蓮の群生地が広がっていました。
この蓮は伝教大師最澄が志那の蓮海寺や芦浦の観音寺に植えた蓮がここに流れ着いたものという話があるそうですが定かではないようです。
群生地は2016年突如消失してしまい、見ることができなくなっています。
この消失の原因は定かではないようですが群生地の土壌が変わった、外来生物の食害などが挙げられているようです。
2022年夏、滋賀を訪れる機会があり、その跡地へと向かいました。


まずは湖畔に隣接する「水生植物公園みずの森」へ。
ここでは蓮や睡蓮だけでなくさまざまな植物を見ることができます。


蓮池。 花は咲いているものの咲き終わったものが多めでした。
蓮を見て熱帯睡蓮も観賞。
熱帯睡蓮のニンフェエア・ギガンティア。
オーストラリア原産の最大級の熱帯睡蓮です。
花が美しいですし、大きさもけっこう大きいです。



蓮のコーナー。
こちらではさまざまな品種が案内されていましたが訪れた時間帯もあり花は楽しめず。

みずの森園内には案内板に書かれていますが群生地の再生は難しいようですが蓮根が保護育成されているそうです。
しかしこの案内板に書かれている鉢がどれなのか見つけられず。


そして蓮と睡蓮を楽しんだ後、琵琶湖湖畔へ。
以前、蓮が消失する前に訪れた頃はみずの森から群生地へ往来できていたのですがゲートが閉じられ行き来できなくなっていました。
なので園外に出てから脇道に入って向かいました。



(一枚目の写真左側に見える建物がみずの森です)
何もない光景ですが消失前はここに蓮が群生してました。
写真の岸から対岸まで広がっていたのですがその痕跡が全く見受けられないません。
(当時の写真があればよかったのですがデータを紛失したのか見つからず)
岸からずっと広がっていた蓮が一つ残らず無くなっていました。
余談ですが、跡地を探索していたら蓮の種を見つけました。
探してみたら幾つかあったので採取。
こちらは持ち帰って発芽処理をしたところ、無事発芽したので育成を試みています。


また、幾つかの種を蓮育成家の方々に譲渡しております

追記
採集地の詳細マップをここに記します
これは採集時に携帯端末のGPS機能で位置を確認しておりますのでほぼ正確な情報となります

(クリックで拡大表示します)

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